臥牛山句会

鯉桜四月

        かや女四月    Index       Top


4.1
         九歳の花の命の無残かな

         九歳児万感哀れ花の露         かや女の3.31日の句の子に
4.2
        長崎の桜便りや夢朧
4.3
        初燕そ言えば昨日は南風
4.4
        球春や地球一周安堵の声
4.5
        花見終え花見に誘う笑いかな     
   来年はと、、、
4.6
        キャタピラの後付く小鳥地虫出づ
4.7
        久々のシャワーは春の兆しかな
4.8
        雨強し鶯負けず爺籠る
4.9
        ふらここの自然に揺れる雨の宵
4.10
        新入生たった二人の地区桜
4.11
        一年生親より挨拶できる子も
4.12
        爪伸びておじちゃん駄目よ新学期
4.13
        母となりなおみは復帰芝青む
4.14
        山笑う少女と酒と鬼ごっこ
4.15
        筍掘り虫は怖いと言いつつも     
この虫は一般的な名詞で季語ではない
4.16
        心配す怪我より自転車春の道      
交差点の見守り中近くの高校の新入生が私のすぐ近くで転倒膝小僧を気にしながらも
                         新しい自転車が心配、重くなって動かないというのでみてあげた。
4.17
        五年生一年生を羨みつ
4.18
        先生もガリ版知らぬ春の暮
4.19
        子らよりも大人が先の遅日かな
4.20
        霾やワイパーの跡くっきりと
4.21
        古池や藤棚脇の芭蕉の句
4.22
        藤祭り古寺に漂う京の怪
4.23
        我に言ふ少女の夢や白寿越え
4.24
        山笑う爺の夢はホームラン
4.25
        春満月パティページを聴く今宵
4.26
        囀りや筑紫の国の古刹にて        
俳句ポスト」入選作

        囀りや水面跳ねる鯉の音         同時投稿作 これは選外、個人的にはこちらの方がよさそうだが、、、
4.27
        蝌蚪一尾幼児の瓶に入れられて
4.28
        春深し実力如何ともならず         
市民卓球大会全敗、、、
4.29
        願わくば白寿超えたる春の兄
4.30
        春の宵我が青春の彼方かな





         鯉桜三月      鯉桜五月







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